100円
Posted at 06/07/13 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
1926年(大正15年)5月、当時の宮城県白石町長が住民の無税化を目指し
町に寄付した100円。
当時の町長が考えたのは、「203年後になれば利子だけで財政がまかなえる」
という壮大な計画でした。
実際には、貨幣価値が変わり願いは実現できないが、市の幹部には先人の志が
しっかり胸に刻まれているという話。
町長は寄付した100円を郵便貯金として預金し、「203年間払い戻しなどの処理をしてはならない」
と条件を付けた。当時の町の財政規模は年間10万円程度。
100円を203年預金したとして、当時の利息5分4毛(5.04%)で計算すると、
元利は約212万円に上り、これを原資にすれば利子は年10万円を超え、
町税を徴収しなくてもやりくりできるという考えだったようです。
代が変わり2代後の町長が「203年貯金の件」と題する趣意書を記して以来、
現在に至るまで歴三役が就任と同時にこの巻物に署名、捺印する習わしがあり、
市長名義の郵便貯金の通帳は代々受け継がれ、残高は財政調整基金扱いとなっているとの事。
現在の残高は元利合わせて3535円。
現在の市長は、「壮大なロマン。町のことを思う気持ちには頭が下がる。足元ばかりを見ず
未来を見据えよ、という戒めにもなる」と志を受け継ぐ決意を語っているんだとか。
100円の価値って現代では子供のお小遣いとしても喜ばれない金額ですが、
金額の大小ではなく、町長の気持ちが伝わりますね。
ま、ひとつだけ注文を付けて良いのなら、先を見るなら貨幣価値や経済も見据えた金額を
貯金してくれれば良かったのに。。。と、思ってる人も絶対にいるはず。。。
≡ЯР≡せんむ